利用してきたディストリビューションの変遷

はじめましての文章が長過ぎたので、この記事、たぶん次の記事も自己紹介的なものになります。自宅サーバ、今はVPSも使っているので、VPSサーバで利用してきたLinuxディストリビューションの変遷と変遷の理由を書いていこうかななんて思います。

2000年頃はLinuxで業務系の仕事をするなんてことはほぼなかった時代です。ただ、ブロードバンド(死語?)が当たり前になり、Windows系ではIIS、LinuxではApacheを使って、Webアプリを作るという時代のはしり、だった気がします。Linux系ではJavaを使うのがその頃の主流で、将来的に仕事でも使うかなと思い、当時は業務系でLinuxを利用するといえば、ごく当たり前にRedhat一択の時代だったので、当時は無償だったRedhat6.x系をインストールし、利用することから始めました。

自分がWindows系プログラマーだったこともありますが、LinuxをデスクトップPCとして使うなんて、よっぽどの変態以外考えられないことだったので、当然デスクトップやノートPCはWindows。
ただ、Windowsを公開サーバーにするのはライセンスコスト的にも、セキュリティ的にもあり得なかったので、公開サーバーはLinux。当時はWifiなんてなかったので、LinuxサーバーでPPPoE接続して、インターネットに接続し、そのコネクションをiptablesを使ってIPマスカレードしてLinuxサーバー背後にある自宅LANに有線HUBを介して共有するということをしてました。

今で言うところの、無線Wifiルーターの代わりに、Linuxサーバーを利用していた形になります。

中高年の方しかわからないと思いますが、PentiumというIntelのCPUの次のシリーズ、MMX Pentiumという32Bit CPUコア1つのノートPCで、Redhat6.x を稼働させてました。メモリも16MBとか32MBだったと記憶してます。

今では考えられないですが、そんな非力なPCで普通にブロードバンドルーター、Sambaを使ったファイルサーバー、ApacheとTomcat、Javaを使ったWebアプリサーバー、それからSendmailでメールサーバを立てて公開したりしてました。当時は固定IPを利用するのがめっちゃ高くて、安価なVPSなんてないし、DynamicDNSを利用してサーバー公開してました。

当時は、スパムメールとかもほぼないし、SMTP(25),POP(110)で運用してましたね。
数年後Redhatが有償化され、個人では使いにくくなったので、Redhatクローンへスイッチします。数年WhiteBoxLinux、その後CentOSを2012年ぐらいまで利用しました。

ここ2010年以降ぐらいからLinuxを触り始めた方なら、驚くかもしれませんが、2005年とかあたりまでは、yum やapt、pacmanなどのパッケージマネージャというものがなく、rpmファイルやdebファイルをftpから手動でダウンロードしてきて、追加パッケージをインストールしてました。当然依存関係なんてわからないから、 rpm -ivh samba-1.xx.rpm として、依存関係エラーが出るので、出力されたエラーを頼りに、またftpから別のrpmをダウンロードして、そいつをインストール。それでもまた依存関係でコケたら、また別の依存rpmをダウンロード&インストールというめちゃくちゃ面倒な作業をしてました。

クライアントPCは2010年頃までWindowsを当たり前のように使ってました。Ubuntu10.04が
最初にデスクトップ用途として、利用したLinuxだったかな?プログラミングするにも、WindowsでVisual Studioを使うのが自分の中では当たり前で、Javaのプログラミングも、IDEが無いとコーディングできないと当たり前に思っていたのでEclipseというJavaのIDEを使って、プログラミングしてました。

Ubuntu10.04を触って、あれ?これもしかしてデスクトップOSとしても使えるんじゃない?なんて思い出して、Windows7とデュアルブート環境を作り、きっと1ヶ月も経たないうちにWindowsに回帰するだろうと思いこんで、Ubuntuデスクトップを使い始めますが、気づいたら15年ほどLinuxをデスクトップPCかつ仕事環境として利用してます。(時々MacBookも使いますが)

たぶんオープンソースでのWebアプリ構築が流行りだしたのが2010年頃で、僕は2012年頃にWindowsでMicrosoftべったりのプログラマーから、オープンソース系のプログラマーにスイッチします。

デスクトップでUbuntuは十分使えたものの、世の中的には公開サーバーにはRedhat系を使うのが主流で、結局2018年ぐらいまでは利用してました。

2018年頃、debian系の中で断然人気のUbuntu。そのサーバーOSであるUbuntu Server。これを初めてサーバーOSとして利用し始めます。

その後 Ubuntu Server 20.04にスイッチし、2025年4月でサポート期間が終わるので、それを期に、Arch LinuxをクライアントOSとしても、サーバーOSとしても使い始めることになります。つい、数ヶ月前のことですね。

自宅サーバも公開サーバーもUbuntu Serverだったのですが、LTS(Long term service)が5年あるUbuntuでも、5年って意外に早く経つもんで、バージョンアップが面倒だな!& ちょっとUbuntuにも飽きたな、というのもあり、明らかにLinux初心者にはおすすめ出来ない素のArch Linuxを利用し始めます。

Arch系はローリング・リリースと言って、一旦インストールすると、未来永劫、アップデートコマンドさえ叩けば、セキュリティを確保しながら最新のLinuxを利用できるので、サーバー用途としては実はおすすめかもしれないです。

でも、Arch Linuxのインストールは、初心者にはわけがわからんと思うので、おすすめしません。デスクトップでArch系を試してみたいなら、EndeavorOSかManjaroがおすすめです。

今回も長くなったので、続きは次の記事で。

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